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上棟式とは事故なくつつがなく工事が進められることと、竣工後も建物が無事であることを祈って行われるものです。また数カ月~半年かけて自宅を作ってくれる大工さんへ施主からの感謝を伝える機会でもあります。
上棟式は必ず行わなければならないものではありません。しかし、大工さんへの感謝の気持ちを伝えたい、何度もある機会じゃないから、縁起物だから、などの理由から行う人が多いようです。
まず、必要なものは地域や工務店によって異なりますので、早めにしっかり確認するようにしましょう。ここでは一般的に必要になることが多いものをご紹介いたします。
施主支給するものとして、まずはお神酒として使う日本酒(一升)が必要になります。その他、生米、紅白ののしもちなども用意する場合があります。
さらには休憩時の差し入れとして飲み物や軽食、お菓子の用意をします。12時休憩のお弁当の手配、または昼食会のお店の手配をします。上棟式の後に直会(宴会)をする場合にはそこで食べるものの手配も必要です。
大工さんへのご祝儀は予め人数を聞いてご祝儀袋に包んでおきましょう。大体大工さん一人につき5000円~で、棟梁や工事責任者には少し多めに渡すことが多いでしょう。表書きは「ご祝儀」です。ご祝儀と一緒に渡す引き出物が必要になります。紅白もちや日本酒やのりなどの簡単なもので大丈夫でしょう。
当日の流れについても工務店によって異なりますのでしっかりと確認をしましょう。以下に例として流れの1パターンをご紹介します。
当日、大工さんがお神酒を飲み、工事がスタートします。10時や15時の休憩に間に合うように差し入れを行います。12時に昼食会を行う場合にはそこで施主のあいさつをします。無事に棟上げまで終わったらいよいよ上棟式です。祭壇へ向かって棟梁がお祓いをし、施主から順番に祭壇に向かって二礼二拍手一礼。その後建物の四方に酒、塩、米をまいて清めます。その後乾杯を行い、直会を行う場合には簡単な施主からの挨拶、職人さんの紹介などを行い、最後にご祝儀と引き出物を渡してお開きとなります。
本文では省きましたが、上棟式と言えば餅まきのイメージがある人も多いのではないでしょうか。その他、12時休憩がお弁当ではなく、昼食会が一般的である場合や、逆に上棟式自体、施主からの希望がないと行わない会社などもあります。
必ずしも行わなくてもよいものということもあり、どのように行うかは地域性や建築会社によって様々です。行うか行わないかや希望の予算などについても、担当者とよく相談することが大切です。