せわしい都会での毎日を過ごしていると「たまには羽を伸ばしたい」と思うことありませんか？
「コンクリートジャングル」とも呼ばれる東京ですが、そんな街にも自然あふれるスポットはあります。ここでは、手軽に四季を感じられる都内のスポット4選をご紹介します。

石神井公園(しゃくじいこうえん)

23区内でも貴重な緑が多く残る練馬区。石神井公園は区内最大級の自然公園の1つです。
三宝池にはミヅガシワ、シャクジイタヌキモ、カキツバタなどの天然記念物にも登録された貴重な生態系が残っています。
ボートでのんびりと池を周遊したり、ジョギングをして汗を流したり、多様な楽しみ方ができるでしょう。

【アクセス】西武池袋線石神井公園駅南口より徒歩5分

等々力渓谷(とどろきけいこく)

区内唯一の渓谷である等々力渓谷。23区内とは思えない静けさと緑がある場所です。
暑い夏には涼を求めた人々が集まりますが、花見に紅葉狩りと夏だけでない季節の移り変わりを感じられます。
また、不動の滝や等々力不動尊、武蔵野れき層に横穴式古墳など渓谷だけに収まらない見所があるスポットです。

【アクセス】東急大井町線等々力駅より徒歩約5分

大國魂神社(おおくにたまじんじゃ)

「大黒様」としても知られる「大國魂大神(おおくにたまのおおかみ)」をまつり、武蔵国で最も格式高い神社の1つです。
春には手水舎近くの桜が、秋には参道のケヤキ並木が色づき見事な景色を見せてくれます。
また、文化財指定されている木造狛犬や落ち着いた佇まいの社殿など、見所多いスポットです。

※手水舎(ちょうずしゃ、てみずや、)……参拝客が水で手を清めるところ

【アクセス】
JR府中本町駅より徒歩2分
京王電鉄京王線府中駅より徒歩5分

高尾山(たかおさん)

年間260万人、国内はおろか世界トップクラスの登山客が訪れる高尾山。
初夏から紅葉の秋にかけて登山客数はピークを迎える高尾山ですが、冬にはまた違った一面を見せてくれます。
古くから参拝客に振舞われた「冬そば」は滋養強壮効果のあるトロロを生かした一品。登山で疲れた体に染み渡ります。
また、高尾山の魅力はグルメだけではありません。太陽が低くなる冬至の時期には「ダイヤモンド富士」、また年始には「初日の出」と冬にだけ見られる景色が広がります。

【アクセス】
電車で:京王線高尾山口駅から登山口まで徒歩5分
車で:中央自動車道八王子JCT経由、圏央道高尾山ICを降りて新宿方面へ約5分


探してみれば、都内にも四季を感じられるスポットは意外とあるようです。
行楽の秋、たまには自然あふれるスポットへ足を伸ばしてはいかがでしょうか？