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埼玉県川越市、神奈川県川崎市オナーズヒル新百合ヶ丘、東京都浅草仲見世商店街、そして神楽坂。これらの町にはある特徴がありあす。じつはこれらの町、無電柱化が進んだ町なのです。
ヨーロッパを始めとした海外の都市では無電柱化がかなり進んでいます。イギリスのロンドンでは1970年代にすでに無電柱化が済んでいるのです。
日本でも約30年前から「電線類地中化計画」として、少しずつ無電柱化が進んでいます。そして無電柱化した町は資産価値が上がるとの意見がでており、注目を集めているのです。
本日は無電柱化が進んだ町の資産価値が本当に上がるのか、情報を集めました。
日本は町の無電柱化計画においては後進国といって良いでしょう。まだまだ無電柱化した町は少なく、それだけでも希少価値があるのが現状です。
では無電柱化した町にはどのようなメリットがあるのでしょうか。一般的に言われる無電柱化のメリットは以下の通りです。
①景観の向上
電柱・電線がなくなることで、上空や遠くからでも町の様子がよく見えるようになります。また、町から見上げる空も広く感じるようになったという住民の意見も良く聞きます。
②災害に強い
台風で電線が切れたり、自身で電柱が倒れるということがなくなります。
③バリアフリーが進む
電柱がなくなることで歩道が広くなり、ベビーカーや車イスでも移動がしやすくなります。
これらの理由から、「無電柱化した町に住みたい」とお考えの人が増えている傾向にあるそうです。
以上でも挙げたとおり無電柱化にはメリットがあり、それもあって無電柱化した町の土地は需要が伸びています。
そして無電柱化した町の中では、土地の資産価値が上がっているというデータが出ているのです。
ご紹介するのはNPO法人無電柱ネットの調査結果です。彼らは2009年に、電線類の地中化による資産価値向上を定量化しました。 株式会社ジオリゾームの協力を得て、不動産鑑定士足立良夫事務所に依頼して調査したところ、無電柱化けれた地区の宅地を「不動産鑑定評価」・「新規団地開発を想定したデベロッパーの視点」・「統計分析」の3つの視点から見たとき、それぞれの視点ごとに約4~9%のプラス効果が見出されたのです。
そして調査の際に分かったのは、一度電柱の無い場所で生活すると、以降なんとも思っていなかった電柱が邪魔に思えて仕方が無くなるということです。
日本の町の景観は良くない、という海外旅行客の意見は少なくありません。そのため特に海外旅行客を誘致しようとしている観光地では積極的に無電柱化を進めております。
さらには2020年の東京オリンピックが決まったことからも、それまでに少しでも多くの場所で無電柱化を進めようという動きも見えます。
もしかしたら遠くない未来、皆様の住んでいる町からも電柱が姿を消すかもしれません。