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優良中古住宅を見つけるためのポイントとは?

優良中古住宅を見つけるためのポイントとは?


住宅を購入する際、新築の他に選択肢に入るのが中古物件です。

一から建物をつくる新築と違い、中古住宅はいつでも完成形を見られるという強みがあります。
今回は、そんな中古住宅の中から優良物件を探す際のポイントをご紹介します。

耐震性と耐久性

阪神淡路大震災や東日本大震災を経て、住まいの耐震性は家を選ぶ際の前提条件になっています。
住宅の耐震性を知る上で重要なポイントは建築時期・地盤・メンテナンスの有無です。

まず建築時期ですが、日本では1981年と2000年に建築基準の大きな改訂があり、これ以前に建てられた物件と以後の物件では耐震性に差があります。
最低でも1981年以降、できれば2000年以降に建てられた物件を選びましょう。

ただし、1981年以前に建てられた物件でも、補強がされていたり耐震基準をクリアしているならば問題ありません。
次に住宅が建っている場所の地盤をチェックしましょう。
最近では液状化しやすい場所などをハザードマップにまとめている自治体も多いので、そういったものを使うのも良いです。

また、耐震性を含めた耐久性は家の寿命に影響を与えます。
可能であれば家の中の床下や屋根裏をのぞき「基礎部分にひび割れがないか」「雨漏りや木材の腐食はないか」といった点を見ておきましょう。

これらの目に付きにくい部分がきちんと補修、メンテナンスされているか、またメンテナンスしやすいように点検口が設けられているかもおさえたいポイントです。

住まいの快適さ

建物の断熱性や採光は、暮らしの快適さや月々の冷暖房費などさまざまな面に影響を与えます。
結露やカビが発生している木造住宅では、壁の中も腐っている可能性があるため、結露やカビの跡がないかくまなく見て回りましょう。
採光や風通しは、隣家との距離にも大きく左右されるので、こちらも要チェックです。

近年、室内の化学物質が原因でさまざまな健康被害が起きるシックハウス症候群が話題に挙がりますが、化学物質は時間経過ともに抜けてなくなります。
おおむね建築後5年以上経過している物件なら心配はないでしょう。

ただし、新品の家具から化学物質が放出されることもあるので注意してください。

周囲の環境も大事

採光の部分でも少しふれましたが、物件そのものではなく周囲の環境といった立地も見ておきましょう。
大きなターミナル駅や主要な幹線道路の近くでは、自動車や通行者の騒音が考えられます。

また、地域の犯罪発生率も調べておきましょう。
ゴミや落書き、放置自転車が多い地域は総じて犯罪も多い傾向にあります。
そういった場所では、窓やドアの防犯を強化することも考慮したいです。

また、住宅密集地は緊急車両が通りにくかったり延焼が早かったりと、他地域より火災時のリスクが高まります。

リフォームのしやすさ

中古住宅を購入する場合、将来的にリフォームをする可能性もあるかと思います。
壁や柱の位置によってリフォームの難易度は変わるため、これらの構造も間取り図などを見て確認しましょう。
車イスの導入を前提にするならトイレやお風呂、通路も余裕のある広さを確保しておきたいものです。

基本は新築と同じ部分もありますが、建材の経年変化やリフォームのしやすさなど中古住宅を見る際のポイントはいくつかあるのです。
中古住宅には、新築とさほど変わらない物件をよりリーズナブルな価格で手に入れられるメリットもあります。

今回のポイントを参考に、自分のライフスタイルに合った家探しをすすめてみてください。

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