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住まいの間取りというのは家族の関係性や、子どもの発達・成長に大いに関わってくるものです。
大切なのは、「家族が触れ合う空間」と「それぞれの居場所」の両立。
家族が集まってコミュニケーションをとる場所と、落ち着いてひとりになれる場所の双方を叶える
間取りが、健全な家族関係を構築するといえるでしょう。
今回は、子どもの成長に良い影響を与える間取りをご紹介します。
住まいの中心になるリビングルームは、家族にとってくつろぎのスペース。
それぞれに子ども部屋や寝室があっても、ついつい集まってしまうような居心地のいい空間を
作りたいものです。仕切りが少ないオープンなリビングや、吹き抜けのリビングも開放的ですね。
また、できればリビングルームは、学校などから帰宅した子どもの通り道になるように設計しましょう。
子ども部屋に入る前に必ず共有スペースを通るので、子どもとのコミュニケーションが生まれやすくなります。
キッチンの間取りは、家事の効率を考えましょう。
最近は、子どもを見守りながら作業ができる対面式キッチンやアイランドキッチンが人気。
小さな子どもがいても炊事をしやすいつくりのキッチンは、子どもとの密なふれあいをはかる上で
とても大切です。
使いやすいキッチンは、子どもがお手伝いをしやすいというメリットもあります。
調理や配膳、後片付けなどのお手伝いを通した食育の機会は、子どもにたくさんの良い影響を与えるのです。
まだまだ子どもが小さいうちは、大きなベッドルームで家族が一緒に眠るのが良いですね。
赤ちゃんの頃~6歳頃までの子どもには、両親とともに過ごす安心感をたっぷりと与えたいものです。
子どもに自分の部屋を用意してあげるのは、子どもが小学生になる頃でよいでしょう。
しかし、まだまだ甘えたい盛りの低学年のうちは、ママの目が届くリビングで勉強などをするのも
いいと思います。
一般的には、子どもが個室で過ごしたがるようになるのは、小学校の高学年ぐらいから。
低学年のうちは、ゆるやかな間仕切りはあるけれど両親の気配が感じられるというバランスの良い
間取りを作ってあげましょう。
子どもの性格や成長に合わせて間仕切りを作ってあげるなど、子ども部屋の使い方を見直す必要があります。
リビングという共有スペースでのコミュニケーションと、自室という個の空間を上手に使い分けることが
大切なのです。
家の間取りというものは子どもの成長を左右する重要な要素です。間取りひとつで家族の関係性や子どもの
発達の様子が変わってくるのです。では、どのような間取りが子どもに良い影響を与えるのでしょうか。