リフォームは、古くなった住まいを修理したり、使い勝手を向上するために行うものです。その際には機能面や費用にばかり関心がいきがちですが、せっかくの機会に運気の高まる家にリフォームするという視点も持ってみてはどうでしょうか。
家の運気というと風水が最も有名なので、風水学をとりいれたリフォームの考え方をご紹介しましょう。

■　風水の基本的な考え方

風水は、気の流れを考慮した気学です。国によっては架空の生き物である龍が通ると見なしていることもありますが、いずれにしてもそこに何かが流れるという考え方は同じです。

この気が自分の家をうまく流れてくれると運気が良くなるとされており、「気の流れをいかに呼び込むか、そして家の中をうまく流すにはどうすればよいか」を考えることで運気を上昇させることができるとされています。

具体的には家の中をサラッと流れていってしまうのではなく、曲がりくねったルートをゆっくりと流れていくのが理想的です。また、外からの光も良い気を呼び込むとされており、光を取り入れる工夫も積極的に行われています。

金運を高めるには毒矢からの守りから

金運を高めるために最も障害になると言われているのが「毒矢」です。
自分に刺さるような向きでとんがったものがあると毒矢となり、金運を下げてしまいます。
家の周辺にそういうものがないかをチェックしてみてください。また、家の中に毒矢があるのも良くありません。リフォーム時の窓やドアの方角、家の中の設計に意識すると良いでしょう。

金運の吉方位は「富の方位」である南東です。南東に活力があると良いので、若々しくて元気な木を置くのが良いでしょう。

仕事運を高めるには「北」と「ドア」

仕事運に深く関わっている方位は北です。
オフィスや仕事スペースなどの出入り口、つまりドアが北の方角にあると仕事運の気が流れてくるので理想的です。

また、オフィスのドアにガラスが入っていないほうが良いので、すでにドアにガラスが入っている場合は、ポスターを貼ったりカーテンを付けるなどの工夫をすると吉です。

燃える炎をどう使うかで恋愛運が決まる

風水で恋愛は、燃える炎に例えられています。燃える炎を消してしまわないよう、恋愛の吉方位である南と南西には水がないほうがベターです。

また、愛を育むには土の力を借りるのも良いとされているので、南か南西にパワーストーン（大地の力）を置くと効果的です。

陰の気を追い払って健康運アップ

健康運を上昇させるには、陰の気を払うことが重要です。
陰の気が家の中に溜まると病気がちになったり、心の健康にも悪影響なので喧嘩が増えたりします。
陰の気はゴチャゴチャした空間を好むので、整理整頓やこまめな掃除は怠らないようにしましょう。その掃除の際には、太陽水（天日にさらした水）と酢を混ぜた水を使って拭き掃除をすると効果絶大です。


風水は「中国で生まれた、昔の人たちの一種の統計学」という考え方もあります。
リフォームする際は、光を多く取り入れて良い運気を呼び込んだり、悩みと関係ある部分にワンポイント工夫するなど、風水を活用してみてはいかがでしょうか？