「住宅」というのは人生においてもとても大きな買い物です。住宅を購入するためには様々な契約手続きがあるのですが、その契約においてトラブルになることが多々あります。せっかくの住宅購入ですので、契約解除などのトラブルは避けたいものです。

契約の解除と手付金について

契約を結び手付金を支払った後で、どうしても違う物件を気に入ってしまい、不動産会社に契約の解除を申し出た場合には、手付金の返還を求めることはできるのでしょうか。

契約の解除

不動産の売買で契約を解除する場合には手付金は戻りません。また、解約手付により契約の解除ができるのは、相手方が履行に着手するまでの間となります。それ以降は手付を放棄したとしても解除ができなくなりますので覚えておきましょう。また、契約が成立した後に不動産会社の責任によらない理由で契約解除になった場合は、手付金の放棄に加えて、原則として仲介手数料も支払う必要が生じると覚えておきましょう。

後悔しないための物件選び

希望の地域での長年の営業実績がある不動産会社などもチェックする必要があります。長年の地元での経営は、地域の情報などをより多く持っていることが期待できるかもしれません。地域の周辺環境など、購入前に確認に出向くことは非常に重要です。


次に、不動産会社の対応を見てみましょう。丁寧な説明があったり見積もりが詳細だったりするときは、信頼できるかもしれませんが、契約を急かしたり、明細のない見積もりしかないようなら関わりを避けた方がいいかもしれません。
また、住宅はご自分にとって長い付き合いになるものです。末永く長く付き合うためには、しっかりと購入前から先を考える必要があります。

たくさんの知識をもった専門家からのアドバイス

住宅購入は購入できればいいわけではありません。人生は長いものです。もしかしたら、購入後の方が大切だと言ってもいいぐらいです。想像だけでは将来を検討するのは非常に困難です。だからこそ、将来を踏まえたライフプランを立てながらしっかりと検討ことが大切です。住宅購入は人生のほんの一部と考えて、まずは専門家からの幅広いアドバイスをもらってみるところから始めてみてはいかがでしょうか。