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みなさんは「スマートハウス」という言葉をご存知ですか。
近年では、IT技術を使って家庭内のエネルギー消費が最適に制御されている住宅があります。太陽光発電システム・蓄電池などのエネルギー機器、家電、住宅機器などをコントロールすることで、CO2排出の削減を実現する省エネ住宅です。省エネ・創エネ設備を備えた住宅がエコ住宅であるのに対し、エネルギーマネジメントシステムで最適化されたエコ住宅がスマートハウスといわれています。
エコでありながら光熱費が削減できる、という経済的な面が魅力の1つといわれています。スマートハウスの中核技術となるのが、住宅内のエネルギー機器や家電などのネットワーク化です。エネルギー使用を管理・最適化するホームエネルギーマネジメントシステム「HEMS」の開発で、ハウスメーカーと電機メーカーの連携が加速しているようです。
太陽光発電や燃料電池などで発電した電力や料金の安い夜間電力を住宅用蓄電池に蓄えることで、必要なときに使用することができるというものです。
減税の割り増し条件にも出てくる住宅に「認定長期優良住宅」というものがあります。長期優良住宅に認定されるためには、次のような長期にわたり良好な状態で使用するための措置が講じられるとされています。
・居住環境等への配慮を行っている
・長期に使用するための構造及び設備を有している
・一定面積以上の住戸面積を有している
・維持保全の期間、方法を定めている
<9つの性能項目>
・劣化対策
・耐震性
・維持管理
・更新の容易性
・可変性
・バリアフリー性
・居住環境
・住戸面積75平方メートル以上
・維持管理・更新計画
・省エネルギー性
というものが定められています。長期優良住宅と認定されるためには、この項目の基準を満たすような住宅の建築計画及び一定の維持保全計画を策定し、住んでいる自治体などの認定を受けることが必要です。