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金融機関が融資時に貸し倒れのリスクを回避するため、基本的に担保や連帯保証人を必須としています。また、住宅ローンの場合では借入をする方が個人なことや、返済期間が長くなること、金額が大きいことなどから信用保証会社の保証をつけることを条件としているところがほとんどです。ですが、意外と知られていない住宅ローンの保証料。今回はそんな住宅ローンの保証料についてみていきたいと思います。
住宅ローンを借りる方に対して、信用保証会社は無料で保証をしているわけではありません。連帯保証会社が住宅ローンを借りる方から保証料を徴収し、保証人になるための費用としてています。
住宅ローンの保証料は、連帯保証人の代わりになってもらうための費用であり、借りる方の財産などを保証するものではありません。ですが、夫婦や親子での合算収入の場合での借入や、親名義の土地に建物を建てる場合には、信用保証会社の保証以外に収入合算者や土地所有者である親も連帯保証人になることが条件となる場合があります。
では、具体的に信用保証会社はどのような役割になっているのでしょうか?
<住宅ローンの返済が滞り無く進んだ場合>
・住宅ローンの繰上返済をした場合の保証料の払い戻しの金額を通知して払い戻しをしてくれる
・住宅ローンを完済したときには、抵当権設定の抹消手続きを行うための書類を送付してくれる
<やむをえない理由で住宅ローンの返済が滞ってしまった場合>
住宅ローンが滞った場合に、融資した金融機関に対して住宅ローンの残債を代位弁済することとなり、金融機関に代わって住宅ローンを返済できない方に残債の返済を迫ることになります。つまり、返済できなくなったときに助けてくれるための保証というイメージを持っている方が意外といらっしゃいますが、実は異なる認識となりますので覚えておきましょう。
実は、金融機関が自行で指定する信用保証会社だけしか認めないと定めているため、住宅ローンを借りる側には自由に保証会社を選択することはできません。