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現在、住宅ローンの金利水準は低く、数年前に住宅ローンを組んだ時と比較すると金利が下がっていることがわかります。
金利のことだけを考えてみると、新たに住宅ローンを借り換えることで、総返済額が減額できるのではと検討される方も多いのではないでしょうか。
借換えとは、新たに金利や返済条件の有利な住宅ローンに借入を変更することをいいます。借り換えを検討するにあたって、事前の確認ポイントとして以下のようなことがあげられます。
・現在の住宅ローンの残高
・残りの返済期間
・金利のタイプや金利など
「金利を下げたい」「毎月の返済額を減額したい」「返済期間を短くしたい」など、ご自分にとっての借り換えの目的をしっかり考えてからの検討が大切です。
■では、どうして借り換えには目的をはっきりさせた方がいいのでしょうか。
借り換えの目的をはっきりさせた方がいい理由の1つに、借り換えには諸費用がかかるからというものがあります。
例えば、金融機関の手数料、保証料、登記費用、印紙代など、住宅ローンの借入れの際と同様に、借り換え時にもかかる費用があるのです。
もちろん、返済が進んで残高が減り、返済期間も短くなっているため、借入金額や期間に連動する費用は当初よりは安くはなってくるでしょう。また、現在の住宅ローンから変更することで返還される諸費用もありますので、覚えておくとよいでしょう。
現在、借り換えによる減額は数十万~数百万円といわれ、場合によっては借り換え実行により総返済額が300万~400万円減るケースもあるといわれています。
借り換えによるメリットが出やすい目安として考えられているのが、
1.住宅ローンの残高が1,000万円以上
2.返済期間が10年以上
3.現在の金利と借換え後の金利差が0.5%~1%以上
というものです。上記はあくまでも目安ですので、現在の条件次第では、上記の条件を満たさなくてもメリットがある方もいると考えられています。
住宅ローンの選択で数百万円の差が生まれる場合があります。
金融機関によって特徴などに差もあるため、しっかりとした比較・検討が重要です。しかし、複数の金融機関をご自身で訪問したり、書類の準備・手続きをしたりするのは大変です。内容があまり分からないまま借り換えを進めていくのもお勧めではありません。
ご自分にとって、大きな利益になり得る借り換えです。予め、専門家への相談をしてから借り換えを検討されるのがベストといえるのではないでしょうか。