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最近のニュースでは、認知症の高齢者が車を運転して悲しい事故を起こしてしまう事件を目にすることが増えてきている気がします。これから超高齢化社会と呼ばれる時代に突入する日本において、もし自分の親が認知症になって事故を起こしてしまったら…。
今回は認知症の高齢者を抱える家族が事前にできることを中心に、未然に防ぐ準備と、もしも事故が起きてしまった場合の保険適用について解説していきます。
高齢になるほど車を必要とする場面が増えてきます。病院に行く時、買い物に行く時だって…と、地方になるほど、運転免許の更新か返納かの選択はなかなか難しいと思います。
しかし、現実は高齢者ドライバーには強い逆風が吹いています。最近のニュースでも取り上げられているように、集団登校中の小学生の列に軽トラックが突っ込み、小学生が1人死亡、8人が重軽傷を追う事故や、病院内の駐車場にて暴走し、30代の男女を跳ね、2人とも死亡してしまった事故が発生するなど、認知症の診断を受けた後も運転をやめず、人身事故や物損事故を起こしているケースが多々取り上げられるようになりました。
このような事故を起こした場合、民事では「不法行為に基づく損害賠償責任」を負うことになります。また、人身事故の場合には刑法の「自動車運転過失致死傷罪」や「危険運転致死傷罪」に問われる可能性もあります。認知症で「責任能力なし」と判断された場合、本人が損害賠償金を支払う能力がない場合には、「家族」が“監督責任”を問われるケースもあるのです。
認知症の患者を持つ家族に賠償責任が生じてしまう前に、車の鍵などを家族が管理して使用できなくするなどの対応が必要です。実際に賠償責任を負うことが決定した場合、「賠償責任保険」を適用することでその賠償金を捻出できます。賠償責任保険は損害保険の一種で、自動車保険や火災保険に特約として付加することができ、保険料は月100円程度で、1億円までの補償を同居の家族全員が受けることができます。